「先日ニュースで取り上げられていましたが、LINEを使って電車内で妊婦さんに席を譲ることが出来るサービスを東京メトロ銀座線で実験的に行われた。
大日本印刷、LINE、東京メトロの3社が協力した「席譲りアプリ」はLINEに登録した妊婦さんが乗車すると「席に座りたいですか?」といったようなメッセージが届く。そして「はい」と返事をすると、席を譲っても良いと思っているサポーター登録をしている乗客へ「妊婦さんが近くにいます」というメッセージが通知されるという仕組み。通知された乗客は自分の座席位置を知らせることができる。
妊婦さんが受け取った座席位置のメッセージを確認しながらサポーターのいる席へと向かい席を譲ってもらうというサービスである。
サポーターの方の画面には「ゆずります」というマークが表示され、それを妊婦さんへ見せて譲ってあげるという流れだ。
このサービスは妊婦さんにとっては非常にありがたいサービスである。また、譲ってあげたいけどなかなか声を掛けられない人も多いはず。
マタニティマークを付けているだけではなかなか声をかけづらかったりもします。また、このマタニティマークに関してはなぜかネット上で批判的な声もあり、妊婦さんがマタニティマークを付けることを躊躇している人もいるだろう。
また、あきらかにお腹が膨れていて妊娠していることがわかればいいのだが、妊娠初期の頃は外見ではなかなか判断出来ない。しかもこの妊娠初期の状態は安定期に入る前で、妊娠している間で最も気を遣う必要がある時期である。マタニティマークと併せて、このようなアプリのサービスが広がれば妊婦さんも少しは楽になるかもしれない。
安静にしていなければいけない状態なら家で大人しくしていたら?という人もいますが、定期健診やセミナー、役所など様々な場所へ行く必要も出てきますので、妊婦さんと言えども家にずっといるわけにはいかないのです。
妊娠を経験した方や、そばでいつも見ている旦那さんであればこのあたりの理解もあるだろうが、こればかりは経験してみないとその大変さはわかりません。
もちろん妊婦さんが、席を譲ってもらうのが当たり前かの様な態度を示すのはよくないが、やはり席を譲ってくれたらいいのになと思うことはあるはず。譲りたくても恥ずかしくて言えなかったという日本人の恥じらい部分がこのサービスで少しでも良い方向に導いてくれたらと願います。
本来であればマタニティマークを付けていなくても、このようなアプリを利用しなくてもみんなが譲り合いの精神を持っていればとは思うが、やはり現実はなかなか理想の環境をつくることは出来ない。先ほども述べたように、妊娠初期の頃は見た目には妊婦さんだとわからないので、すばらしい試みだと思います。
また、このようなサービスは妊婦さんだけでなく、お年寄りや体の不自由な方などにも活用していって欲しい。誰もが心地よい空間を過ごせる環境を作っていくためにはこのようなサービスはもちろんだが、大前提に「譲り合いの精神」を持つことがとても大切だ。
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