今日の夕方ごろ、仕事中に嫁から電話がかかってきた。
めったに仕事中には電話してこない嫁なので、ちょっと嫌な予感はした。
どうやら保育園から連絡があって、娘が熱を出したらしく、病院へ連れて行ってくるとのこと。
保育園から連絡があったのが嫁がちょうど仕事が終わる時間だったので、帰りにピックアップして病院へと向かった。
11ケ月にして初めて熱が出た我が娘。
という訳で、初めての発熱でどうしたらよいのかわからず、慌てないためにも赤ちゃんが発熱した時の対処法などを紹介していきますので、ご参考下さい。
赤ちゃんの平熱と体温の測り方
まずは赤ちゃんの普段の体温、つまり平熱をしっかりと把握しておくこと、そして正しい体温の測り方を知っておくこと、この2点を知っておくことで発熱した際の症状などに合わせて正しく対応出来ます。
赤ちゃんの平熱は大人よりも高め
赤ちゃんの平熱はもちろん個人差はありますが平均的に少し高めのことが多く、37度前後になることもよくあること。
1歳までの赤ちゃんの平熱は、一般的に36.5~37.5度といわれています。
大人だと微熱程度でも赤ちゃんにとってはいつもの事なんて場合もあります。もちろん風邪によって体温が上がっているという可能性もありますので赤ちゃんの様子を伺うことは忘れずに。
また、朝と昼と夜でも体温に差があったりします。これは赤ちゃんの体が体温調節することにまだ慣れていないからです。
なので普段から朝、昼、夕方、寝る前とこまめに体温を測っておくと、平熱や一日の体温の変化などを把握しておくことをお勧めします。
赤ちゃんの体温の測り方
赤ちゃんの体温の測り方ですが、基本的には大人と同じ計り方で大丈夫です。体温計も大人と同じものを使って問題ありません。
ただ、赤ちゃんの場合は大人のように動かずにじっとしていてくれないこともあり、なかなか体温を計るのに苦労することもあります。
一般的な体温計で言えば脇に挟むタイプ、耳で計る耳式電子体温計、おでこで計れる赤外線体温計などがありますが、どれを使ったらいいのか?それぞれの違いは何なのか?など疑問があると思いますので、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら計り方などを紹介していきます。
わき下で計るタイプ「水銀体温計」
昔からある体温計で僕も小さいときはこれを使っていた記憶があります。この水銀体温計の最大の特徴は「正確な体温を計ることが出来る」ということ。
正確に体温を計測するのは8分~10分ぐらいわきの下に挟んでおく必要があります。少し時間はかかりますがより正確に体温を計測したい時にはこれに限ります。
わきの下で計る時はまず最初にわきの下に汗をかいていないか確認し、汗をかいている場合はきれいに拭き取ってあげて下さい。
汗をかいていると、熱の伝導率が変わり正しく検温できないことがあります。
わきのくぼみの中心に体温計の先をあてて、わきをしっかりと閉じて固定してあげて下さい。
わきに挟むタイプは計測に時間がかかるので、期限が良い時の落ち着いた状態のとき、または眠っている時に計るようにしましょう。
わき下で計るタイプ「わき計測電子体温計」
現在、一般的に使用されているのがこのわき計測電子体温計ですね。多くの家庭で使用されています。
15秒~20秒程度で予測して体温を測ることができるので水銀体温計よりも楽に計測することが出来ます。
予測検温にはなりますが、その誤差はわずかでほぼ正確な体温を計測することが出来ます。
水銀体温計と同様にわきの下ではかるタイプなので、汗をかいている場合はきれいに拭き取りわきのくぼみの中心に体温計の先をあてて、しっかりと閉じて固定してあげて下さい。
耳の穴で計る「耳式体温計」
耳の穴に体温計を差し込んで体温を計るタイプです。
たった1秒で体温を計ることが出来るのですが、慣れていないと正確な体温を計ることが出来ません。
耳式体温計で正確な体温を計るポイントは、まず耳垢をしっかりとってあげること。
そしてここからちょっとしたコツが必要です。
耳の上のあたりを軽く後ろに引っ張って耳の穴をまっすぐに開くようにします。
そして体温計の計測部分を、開いた耳の穴に沿って、鼓膜に向けてまっすぐに入れましょう。
その状態で計測ボタンを押して体温を計って下さい。
慣れるまでコツみたいなのが必要ですが、慣れればたった1秒で計測出来るので、便利ですね。
おでこに近づけるだけ「赤外線温度計測器」
赤ちゃんの体には一切触れずに、しかも一瞬で体温を計ることが出来るのが「赤外線温度計測器」です。
使い方はいたって簡単です。
赤ちゃんのおでこから3〜5cmの距離で体温計の計測ボタンをピッと押すだけ。
赤ちゃんが動き回っていると計りにくいですが、それはどの体温計を使っても同じこと。
寝ている時でも体に触れる必要がないので起こさずに体温を計ることが出来ますね。
またこの赤外線温度計測器は赤ちゃんの体温だけではなくミルクの温度や沐浴時の水温なども計ることが出来るので別で湯温計などを購入する必要もないですね。
ただし、他の体温計よりもちょっと高めです。
病院へ連れていった方が良いの?
まず最初に
「病院に連れていくべきなのか?」
と考える人も多いはずです。
初めて熱を出したらやっぱり心配になりますよね。
しかし、赤ちゃんは突発的に発熱することはよくあることで、熱が出たからと言ってすぐに病院に行った方が良いというわけではありません。
もちろん発熱で風邪のような症状でも病院に連れて行ってお薬をもらうなどするのはいいんですが、病院という場所は様々な症状が出ている人が集まる場所です。
小児科などは特に込み合い、長時間待合室で待つなんてことはざらにあることです。
そんな空間に発熱で少し体力や抵抗力が落ちている赤ちゃんを連れていくことは、何か他の病気をうつされてしまう可能性は十分にあります。
よっぽどの高熱、あるいは高熱以外に赤ちゃんの様子がおかしいといった場合はもちろん病院へ連れて行って診てもらった方がいいかと思います。
まずは、落ち着いて赤ちゃんの様子を観察しながら対応するようにしましょう。
すぐに病院に連れて行くべき赤ちゃんの症状
発熱以外に以下の症状が見られるようなら、時間外でもすぐに病院に連れて行ってあげて下さい。
①嘔吐や下痢を何度も繰り返す
②呼吸するのが苦しそう。またあえぐような息づかいをしている
③痙攣が5分以上続く
④意識がもうろうとしていてはっきりしていない様子
⑤顔色が悪い(青白い)、手足が冷たい
もちろん上記の症状以外にも、普段の様子とあまりにも違う状態の時はすぐに病院に連れて行ってあげて下さい。
パパも一緒に育児を!
にほんブログ村