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ハチミツは赤ちゃんにとって危険!?1歳まではNG食材

赤ちゃん ハチミツ

生後5か月頃になってくると離乳食が始まりますね。

離乳食期の赤ちゃんはまだまだ体がしっかりと発達しておらず、食材によっては過剰な反応を示したり、消化できない成分があったりします。

赤ちゃんのNG食材の代表的なものとして有名なハチミツ。

母子健康手帳にも記載されていたり、ハチミツのラベルにも書かれていたりするので、ご存知の方も多いとは思います。

また、厚生労働省のホームページにも「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」と記載されており、注意喚起を行っています。

健康にも良さそうなハチミツですがなぜ赤ちゃんに食べさせてはいけないのでしょうか?

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食中毒の原因となる菌が含まれている

ハチミツにはボツリヌス菌という食中毒の原因となる菌が含まれていることがあります。

1歳未満の赤ちゃんはまだ消化機能が未熟なため、通常は体内で消化出来る成分が消化・死滅せず、体内に吸収されてしまうのですが、このボツリヌス菌も消化されず体内に吸収されてしまう菌の代表的なものと言われています。

抵抗力の低い赤ちゃん腸内で菌が増殖して便秘や麻痺、全身の筋力が低下する脱力状態などの症状が現れる「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険性があります。

なので、離乳食はもちろん、ミルクやハチミツが成分に含まれている食品全般的に食べさせないように注意が必要です。

加熱すればOK!?

加熱して調理すれば大丈夫!と考える方もいるかもしれませんが、加熱すれば大丈夫というわけではないんです。。

ボツリヌス菌の芽胞は高温に強く、死滅させるには120℃で4分間、または100℃で6時間の加熱が必要とされています。

ですので、基本的には加熱調理しただけでは死滅しないと考えてきましょう。

ちょっと甘くしたい時に砂糖よりも体に良さそうだからとハチミツを使いたい気持ちもわかりますが、赤ちゃんにとっては非常に危険な食材だということを知っておきましょう。

黒蜜・黒砂糖もNG

黒蜜や黒砂糖にもハチミツと同じくボツリヌス菌が含まれていることがあるため、赤ちゃんには食べさせてはいけません。

お菓子や食品などに含まれているだけでも注意が必要です。

いつからハチミツを食べても大丈夫なの?

では、いつ頃からハチミツを食べても大丈夫な体になるのでしょうか。

基本的に1歳を過ぎれば体の免疫機能が整ってくるので、食べても大丈夫とされています。

赤ちゃんによって成長に個人差はありますが、ボツリヌス菌による「乳児ボツリヌス症」の94%は6ヶ月未満だそうで、発症した最高齢は11カ月という報告があるようで、1歳以上で発症した例は現在のところありません。

とはいえ、これだけ危険と言われるとなんだか1歳過ぎてすぐに食べさせるのも不安ですよね。。。

赤ちゃんにとって特に必要な食品でもないので、心配な方は1歳半ぐらいまでは与えるのを控えてもいいかなと思います。

 

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